春日井市「森脇正人展」と「小野道風記念館」へ
- Admin
- 2017年11月24日
- 読了時間: 4分
今回のお目当ては「森脇正人展」と「小野道風記念館」です。
この二つはどちらも春日井市にあるため、纏めて行ってきました!

しかし予定を立ててから、この二つを同時に行く道のりを舐めていたことに気が付きます……
上は帰ってから書く日記の一部なのですが、「20分」「30分」とあるようになにせ駅から目的地までが遠かった!
本数の少ないバスは大体逃すタイプで、今回も漏れなく逃して歩きました。時間を確認しておかなかったので自業自得ですね……。

まずは春日井駅から歩いて今回の展示会場、「文化フォーラム春日井」へ。20分ほどでした。

かなり大きくて綺麗な施設です。

こんな感じで行われており、入場料無料のため気軽に入ることが出来ました。
この「文化フォーラム春日井」ではかなりの数のイベントが行われるようで、それもコンサートなどの特に音楽関連のものが多いようです。学生の方も沢山出入りしていて、市の人に大事にされている建物だと感じました~。
また春日井駅に戻り、今度は勝川駅まで移動します。


勝川駅も初めてでしたが駅前はずいぶん広々していて綺麗でした。また歩いて、今度は「春日井市小野道風記念館」へ向かいます。
こちらは30分ほどかかりました……

堂々と野生のパチンコが置いてあり、若干ビビりました。

記念館のすぐ隣は大きな公園がありました。遊具のない運動場スペースが本当に広いです。

目当ての「春日井市小野道風記念館」に到着!
今回は常設店だけでなく「書の魅力」という展示が見たくてやって来ました。
小野道風は894年~966年の平安時代中期の人物。小野というと思い出すのは「小野妹子」「小野小町」。「小野篁」という人物もいますね。私は今回初めて「小野道風」という名を知りました。
調べてみると、「小野妹子」の子孫で「小野篁」の孫。「小野小町」とはいとこにあたるのだそう。
そして展示以外で一番驚いたのが入館料。
館蔵品展・企画展 一般100円 大学生・高校生50円です。
です。
(特別展は500円・400円)
50円となると流石に安すぎて心配するレベルで、展示も私としては500円で入りたいくらい面白かったです。
更に二階には図書コーナーがあり、書に関する分厚くて古い本がずらりと並べられているのです。
東谷文庫
春日井市出身の書家、藤田東谷氏(1909から1980まで)のご遺族からの寄付金により購入した書関係の図書です。
林楽園文庫
春日井市出身の篆刻家、林楽園氏(1889から1971まで)の旧蔵書で、ご遺族からご寄贈いただきました。漢籍や印譜、篆刻関係の図書が多く含まれます。
伊藤東海文庫
春日井市出身の書家、伊藤東海氏(1893から1983まで)の旧蔵書で、ご遺族からご寄贈いただきました。漢籍や法帖が多く含まれます。
コーナーには机と椅子、ライトと鉛筆がセットされていて、そこで勉強してもいいとお話を聞き、早速私は適当に本を読ませていただきました。
今回は「諡(おくりな:死後に与えられる名前)」を巡る話を読みました。諡について読みたかったわけではなく、開いた本のページが諡についてでした。
諡は元々「その人の生前の行いを表すもの」だったのに、段々「偉大な名誉あるもの」とされ、歴代の聖王の号まで名前を盛りまくってしまう(長いもので11字にもなったとか)。そんな様子では駄目だと問題になるも、人はやっぱり美称を求めてしまうもので……などと、私が読むには重たくて時間が掛かりましたが、どのページも余すことなく聞いたことのない話しかなくて面白かったです。
こうして普段触れることもない本がたくさん置いてある場所を知れたのは嬉しいことです!
「顔真卿 著:深谷周道(1974)」でした。今も同じ話で通っているのか詳しい人に聞いてみたいところですね。

持ち帰れる資料も沢山あり、これ以降「小野道風」と見かけるたびに反応するようになりました(笑)
「鈴木晴信展」を見に行った際にも「小野道風」が描かれているのを見つけ、楽しかったです。

右端にうっすら見える春日井市のキャラクター「とうふうくん」のはんこがあったので押してきました。
「春日井市小野道風記念館」はかなりお気に入りの場所です!
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