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松坂屋美術館「ミュシャ展」でチェコの歴史に触れる

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 2018年2月15日
  • 読了時間: 3分

今日は久しぶりに美術館に行ってきました。

学校にひとまず重たい荷物を置いて、必要なものだけを持って松坂屋へ。今は「ミュシャ展」が2/18(日)まで開催されています。

松坂屋は学校から徒歩五分ぐらい。

七階の「松坂屋美術館」での展示のため、エレベーターに乗っていきます。

(一般1,000円/高・大生800円 中学生以下無料)

主に院展で何度か来ていますが、いつも父となので一人で来るのは多分初めて。

松坂屋美術館ってそんなに広くないかな~?と思っていましたが、広い! ミュシャの美しい絵が予想よりかなりの数展示されていて、音声ガイド(600円)もつけた為こってりするぐらい味わえました。

平日昼前という時間でしたが人も多い。

音声ガイドではミュシャが語り部となって、枠部分のモチーフが何を表しているのかなどを補足してくれたりします。私的にはミュシャが解説する形はちょっと好みではありませんでしたが、最近テストに出たばっかりの頃のことが解説にあったのが面白かったです!

アルフォンス・ミュシャはチェコ生まれで1860~1939年の人物。ミュシャの生きた時代チェコはオーストリア帝国の占領下にありました。1914~には第一次世界大戦が起こったりも。最近勉強した世界史の範囲ではチェコの辺りにはさほど触れていませんが、ボスニアヘルツェゴビナの辺りは少し習いました。こうして学ぶとするりと覚えられたり、色んな繋がりが分かっていいですね。

そして今回の展示では「スラヴ叙事詩」、というミュシャが18年かけた作品があることを初めて知りました。色々調べてみるとミュシャの展示では外せないような、ミュシャにとって大きなものなんですね。チェコそしてスラヴ民族の伝承や神話・歴史が描かれているということなので、作品の解説をチェコを知るひとつのとっかかりにしたいと思います。

またミュシャの挿絵画家・広告画家としての活躍の様子が特に解説されていて、優れた過去の文学作品にミュシャが挿絵を描き、そのものがますます美しく出来上がっていく様子は解説を読みながら思わず熱くなりました。

当時の大女優「サラ・ベルナール」とミュシャが彼女を描いたポスター。町でミュシャのポスターを見た人々が、多く劇場に訪れたといいます。ミュシャの絵には人を動かす力があったんですね。

人が話を作り、劇を人が演じ、人を呼ぶために絵を描く。それを人が見る。

文化的な娯楽というか、そういった人の営みは本当に不思議で、魅力にあふれていると思います。

私もなにかそんな物を作り出す人になりたいですね。

こうして色んな話を聞くと知らない事ばかりで、ようやくニュースの国家間の話が覚えたことと共に聞かないといけないことに気づかされました。この国は昔あの国に占領されていて、とか、この国のこの場所でこんな大きな事件があって、とか……

絵画の美しさを目で楽しむのは勿論、また同時に広い知識があれば、更に作品の本質というか、楽しさが深まるなあと感じます。

明日は「マルク・シャガール(1887~1985)」というロシア出身のフランス画家の展覧会を見に行く予定です。

ミュシャより27年後に生まれていますね。こちらも楽しみです

 
 
 

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